逗子海岸で、ビーチ挙式をお手伝いしたときのお話。
お2人はご結婚されて5年目でした・・
赤ちゃんがお腹に宿っており、ご結婚式を諦めていたのですが
お子様が5才・3才になった頃から、お友達のご結婚が徐々に増え始め
ご結婚式の列席が多くなって来た時、 「やっぱり私も結婚式したいなぁ~」
「ドレス着たかった・・」 と、おっしゃられたご新婦様の夢を叶えたいと
ご相談にいらっしゃいました。
海がお好きとのこと・・
では、ビーチでの挙式をしませんか?とご提案。
ビーチ挙式を色鉛筆でデッサンしたものを、後日再度ご提案させて頂きましたら
「イメージ出来ました!!ビーチでの挙式やりたいです!!」とのことで
テーマも海に決定!!
前日、ご列席者様が少しでも歩きやすくするため
アシスタントに砂浜をトンボでならしてもらい、
怪我をしないよう石を拾い、ご結婚式当日を迎えました。
お2人の大事なご家族であるお子様にもお手伝い頂きながらの挙式でした。
リハーサルでは緊張されていたお子様・・
しかし本番でたくさんのゲストに注目された瞬間
リングガール役のお子様が嬉しさのあまり大興奮してリングピローを砂浜の上で
大きく上下にシャッフルし始めました。
サポートしようとお子様の近くへ進むと、な・何と指輪が1つない!!
どうしよう・・
砂浜では見つかる可能性が低い・・
私は血の気が引くのを感じました。
状況を把握した司会者が機転をきかして下さり
「今、指輪が砂浜に落ちてしましました。皆様も一緒に探して下さい!!」と
アナウンスを入れ、ゲストも含め探すことに・・
宝探しのようなイベントにゲストも楽しみながら探すこと5分・・
もしや??と思いリングピローの裏側を見ると、
そこにぶら下がるように指輪があったのです。
見つかりました~とアナウンスを入れ、
その後は滞りなくご披露宴もお開きに・・
お開き後の新郎新婦へのご挨拶の際、
「挙式でのハプニングですが・・昔付き合ったばかりの頃、実は同じことがあって・・
お揃いの指輪を砂浜でなくしてしまい、朝まで2人で探したことがあったんです。
その頃の気持ちを思い出すことが出来て、とても意味のあるハプニングでした
今まで本当にお世話になりました。ありがとうございました」とのこと。
私はホッと胸を撫で下ろすと同時に、結婚式を行うことの意味や素晴らしさを
改めて感じることが出来た、思い出深いご結婚式です。
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フリーランスウエディングプランナー
たもつ ゆか
http://www.wedding912.com