2014年1月5日日曜日

7回泣く





















7回泣いたご披露宴のお話。

打ち合わせの中で「両親が離婚しているのですが、離れて暮らしている父にも
普段は言えない感謝の気持ちを伝えたいのですが、母は同じ席が嫌だと言うんです。
両親が離れて座るのはダメですか?」とおっしゃるので、
「お母様のお席は、ご結婚式を楽しんで頂けるような配席で大丈夫ですよ。」
とお伝えしました。

そして、お父様にも感謝のお手紙で気持ちを伝えることになっていました。
ご結婚式当日、お父様はそっとご着席され、静かに過ごされていらっしゃいました。

お手紙を読むシーン・・

お父様はビックリされながらも、ご新郎様のお手紙を涙されながら
今までのご成長をたどっていらっしゃるご様子でした。 

その後のメイン料理にも手を付けず、ずっと泣いていらっしゃいました。
お父様のお気持ちを考えると、私も涙が堪えられませんでした。

ご披露宴中に泣くなんて、プランナー失格と幾度も言われておりましたが、
耐えられなかった。

その他は、ご新郎様の勤務先から届いた色々な事情で両親と一緒に
住むことのできない子供たちからのサプライズビデオ。

ご新婦様へのサプライズで、ずっと練習してきたご新郎様のギター弾き語り。
感謝の手紙・・エンドロール・・謝辞。の計7回。
あとにも先にも1日でこんなに泣く日は無いでしょう。

・・後日談。

離れて座られたご両親は、結婚式を機に仲良くなり
今では皆で旅行にも行かれているとのこと。

また、ご新郎様の妹様よりお電話を頂き
「お兄ちゃんと同じ結婚式をやりたいんですけど・・」ということで、
ご兄妹ともにご結婚式をお手伝いさせて頂くことが出来ました。

ご結婚式当日は「お久しぶりです」というご挨拶から1日がスタート。
本当に嬉しかった。

後日談はまだまだあるのですが、ご兄妹ともに無事赤ちゃんが誕生し、
皆で会いに来て下さったことは、今の私を支えてくれている
とても大切なエピソードです。
ウエディングプランナーになって良かった。

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フリーランスウエディングプランナー
たもつ ゆか


http://www.wedding912.com

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